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前場の日経平均は続伸、米国株高を好感 円高は上昇抑制
[東京 20日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比130円23銭高の2万1464円10銭となり、続伸した。米連邦公開市場委員会(FOMC)が年内の利下げを示唆。米国株が上昇した流れを引き継ぎ、日本株も買いが先行した。ドル/円は一時107円半ばまで下落し、1月4日以来のドル安/円高をつけたものの、日本株はプラス圏を維持した。市場の関心は月末の米中首脳会談に向かっている。
米10年国債利回り
市場からは「FOMCは市場の期待に十分期待にこたえる内容だったが、日本株は円高が上値を抑えている。米中首脳会談で何かしら通商協議の進展が確認できる材料がなければ、2万1500円を超えてしっかり上昇するのは難しい」(三井住友DSアセットマネジメントのシニアストラテジスト、市川雅浩氏)との声が出ていた。
TOPIXは0.32%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は8481億円と薄商い。東証33業種では、不動産、海運、水産・農林などが値上がり率上位に入った。半面、輸送用機器、鉱業、卸売などは軟調だった。
東証1部の騰落数は、値上がり1278銘柄に対し、値下がりが742銘柄、変わらずが124銘柄だった。