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メキシコ、難民申請者の無制限受け入れを否定=外相
[メキシコ市 14日 ロイター] - メキシコのエブラルド外相は14日、米国からの難民申請者の送還を無制限に受け入れることはないと述べた。
米国とメキシコは前週、米国に入国した難民申請者の審査が行われる間、メキシコに送還して待機させる措置を拡充することなどで合意した。
エブラルド外相は、この日開催される当局者会合で、同措置が追加実施される都市や難民申請者数の計測法、受け入れる難民申請者の国籍などについて議論すると説明。「不確定なことは受け入れないため」だと述べた。
現在、ティフアナ、メヒカリ、シウダー・フアレスで実施されており、1月以降で1万2000人近い難民申請者がメキシコに送還された。
エブラルド氏は先に、45日以内に移民の流れを食い止られない場合、メキシコを「安全な第三国」に指定するという米国の要求に応じるため、法案を検討すると表明。前週の2国間協議で、法改正の検討に合意していたことも明らかにした。
トランプ米大統領はこの日、フォックス・ニュースとのインタビューで、メキシコが米国に向かう移民の流れを阻止することができない場合にメキシコを「安全な第三国」に指定するという案が前週の合意に盛り込まれているのかとの質問に、「まさにその通りだ」と述べた。
*内容を追加しました。