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香港の容疑者移送条例への反対運動は「外国勢力」が画策=中国紙
2019年06月10日(月)15時36分
[北京 10日 ロイター] - 中国本土への容疑者引き渡しを可能にする香港の「逃亡犯条例」改正案について、中国の国営英字紙チャイナ・デーリーは10日の論説で、「外国勢力」が混乱を画策しているとの見方を示した。
改正案に反対する100万人強が参加した平和的な大規模なデモは10日未明、参加者と警官隊が衝突する騒然とした事態に転じた。デモ参加者の多くは、条例改正により香港の法的な独立性が危うくなると懸念している。
チャイナ・デーリーは「公正な人であれば、条例改正案は香港の法治と正義のための合法的で賢明で妥当な法案だと考えるだろう」と指摘。「残念ながら香港の一部の住民は、野党勢力やその仲間の外国勢にだまされて改正反対運動を支持している」とした。
さらに同紙は、反対派は「野党陣営が香港特別行政区政府の信頼と評判を損ない、政治勢力を拡大するために彼らを利用していることや、一部の外国勢力が香港で混乱を引き起こすことで中国に打撃を与える戦略を進めるチャンスをつかもうとしていることに、気付いていない」と論じた。
ただ同紙は、外国勢力が具体的に誰なのかには言及しなかった。
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