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米国は「誤った行動」是正必要、協議継続望むなら=中国
[北京 23日 ロイター] - 中国は通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]排除の動きについて、米国に対して通商協議を継続するには「誤った行動」を正す必要があると訴えた。
商務省の高峰報道官は23日、米国に厳正な抗議を行ったと明らかにした。
定例会見で「米国が通商協議の継続を望むのなら、誠実さを示し自らの誤った行動を正すべきだ。対等と相互尊重に基づく場合にのみ、交渉継続が可能」と指摘、事態の進展を注視し、必要な対応を準備する方針を示した。詳細には触れなかった。
BBCは22日、ソフトバンクグループ<9984.T>の英半導体設計会社アームが、米国の規制に従いファーウェイとの取引停止を社員に通知したと伝えた。
ファーウェイの任正非・最高経営責任者(CEO)は23日、金融誌の財新に、アームの決定に伴う影響は予想していないと語った。
任氏は、アームとは長期契約を交わしていると説明、同社決定の背景には親会社のソフトバンクグループが傘下米携帯電話大手スプリント
ポンペオ米国務長官はCNBCのインタビューで、任氏が中国政府との関係についてうそをついていると指摘。「中国政府と連携しないと言うのは誤りだ。中国法で(連携するよう)求められている。任氏は少なくともその点で米国民、世界に真実を伝えていない」と述べた。
*内容を追加しました。