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インフラ整備に2兆ドル、米大統領と民主党指導部が合意 3週間後に再会合
[ワシントン 30日 ロイター] - トランプ米大統領と民主党指導部は30日に会合を開き、2兆ドルを支出して道路や橋、水道、ブロードバンド、送電網などのインフラ整備を進めることで合意した。民主党重鎮のシューマー上院院内総務が会合後、記者団に対し明らかにした。3週間後に再度会合を開き、原資を確保する方法について協議する。
ペロシ下院議長も記者団に対し「実りのある会合だった」とし、「大規模かつ大胆なインフラ整備計画にすることで一致した」と語った。
シューマー氏は「2兆ドルという非常に望ましい数字で合意した。当初は低い額を押したが、トランプ大統領は2兆ドルとすることに意欲的だった」と説明。トランプ大統領はこれまでの会合ではロシアによる米大統領選挙介入疑惑を巡る捜査が継続している間は協議に応じないとの姿勢を示してきたが、今回の会合ではこうしたことは持ち出さなかったとし、「インフラを巡る良いアイディアを出せる。トランプ大統領の原資調達を巡る考えを聞きたい」と述べた。
ホワイトハウスのサンダース報道官は声明で、会合は「生産的だった」とし、5月に再度会合が開かれることを確認。「トランプ大統領は米国民のために超党派の枠組みで取り組んでいくことを前向きに考えている」とした。
会合に先立ち、コンウェイ大統領上級顧問は、トランプ大統領がインフラ整備計画の一環として、建設プロジェクトを加速させるために認可手続きの迅速化を望んでいると明らかにしていた。
*内容を追加しました。