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前場の日経平均は反落、一時200円安 押し目買い入りづらい
[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比152円34銭安の2万2155円24銭となり、反落した。米半導体大手インテルが通年の売上高見通しを引き下げたことなどが嫌気され、朝方から半導体関連の売りが先行。10連休入りを前に押し目買いは入りづらく、一時200円超に下げ幅を拡大する場面もあった。
米インテルは時間外取引で一時7.5%下落。東京市場では、東京エレクトロン<8035.T>、SCREENホールディングス<7735.T>、SUMCO<3436.T>、ルネサスエレクトロニクス<6723.T>など半導体関連が軟調に推移した。前日、2020年3月期の営業利益が半減する可能性があると発表したアドバンテスト<6857.T>は一時10%超安となった。
市場からは「アドバンテストやアンリツ<6754.T>などの決算内容は10連休のリスクを冒してまで買いたいという内容ではなかった。下げても押し目買いが入りづらい」(あかつき証券の投資調査部長、藤井知明氏)との声が出ていた。
アンリツ<6754.T>は25日、20年3月期の連結純利益が前年同期比16.3%減の75億円になるとの見通しを発表。次世代通信規格「5G」関連の代表的な銘柄として注目されていた反動もあり、大幅安となった。
TOPIXは0.76%安。東証1部の売買代金は1兆2073億円。東証33業種では、海運、精密機器、医薬品を除く30業種が値下がり。値下がり率上位には非鉄金属、鉄鋼、金属製品、証券などが入った。
東証1部の騰落数は、値上がり384銘柄に対し、値下がりが1692銘柄、変わらずが63銘柄だった。