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ADB、対中融資の継続に意義ある=中尾総裁
2019年04月25日(木)18時17分
[マニラ 25日 ロイター] - アジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁は25日、中国への融資を続けることには意義があるとの認識を示した。ADBが世界第2位の経済大国となった中国に融資することに対しては、疑問の声も上がっている。
総裁は記者団に対して、ADBの対中融資は多くはないとし、より貧しい国への融資の妨げにはなっていないと強調。その上で、中国に融資すれば、気候変動や環境などに関する同国の政策に対して影響力を持つことができるため、メリットがあるなどと述べた。
総裁は、ADBの融資に占める中国の比率は低下しているが、中国をすぐに「卒業」させる計画はないとした。
総裁によると、ADBの対中融資(コミットベース)は2018年、全体の12%を占めた。この比率は2013年には19%だった。
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