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中国人民銀、金融政策の引き締めや緩和の意図ない=副総裁
2019年04月25日(木)16時43分
[北京 25日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の劉国強副総裁は25日、人民銀行は金融政策を引き締めたり緩和したりする意図はないと述べた。
また、リバースレポや中期貸出制度(MLF)の活用は緩和バイアスを示唆しないと説明。人民銀がリバースレポを数日間実施しない場合も、金融政策の引き締めが間近であることを意味しないとも説明した。これらのツールは短期流動性を調整するために設計されていると付け加えた。
北京での記者会見で語った。
劉副総裁は、穏健な金融政策は引き続き引き締めすぎず緩めすぎないものになるとし、人民銀は流動性危機も市場の金余りも見たくないと語った。
また、最近の国内重要会議も政策の方向性を変えるよう求めなかったとした。
この会見に同席していた人民銀行金融政策局の孫国峰局長は、人民銀は毎四半期最初の月の第4週に「標的型中期貸出制度(TMLF)」を実行することをパターン化すると説明。「市場ではTMLFのタイミングについて多くの議論があった。こうしたオペレーションは銀行のニーズ、および徐々に増える小規模・民営企業向け融資に基づいている」とした上で、需要を測り、データを集めるのに時間がかかると付け加えた。
*内容を追加しました。
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