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英中銀、来年8月までは金利据え置きの見通し=シンクタンク
2019年04月25日(木)09時49分
[ロンドン 25日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は、世界経済の成長鈍化や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る不透明感を踏まえ、2020年8月まで政策金利を据え置く可能性が高い。有力シンクタンクが25日に見通しを示した。
経済社会総合研究所(NIESR)のエコノミスト、ゲーリー・ヤング氏は、世界経済の低迷や、それが原油価格や他の輸入品に与える影響により、各国の金融政策が影響を受けているとし、英国ではブレグジットの先行き不透明感により、中銀は様子見姿勢を維持していると説明した。
その上で「最初の利上げは今年の8月ではなく、来年8月になる」との見通しを示した。2月には今年8月の利上げを予想していた。
ヤング氏は、輸入物価の弱さが国内の賃金上昇によるインフレ圧力の影響を相殺すると説明した。
NIESRは、今年の英経済成長率予想を2月の1.5%から1.4%に下方修正した。20年の成長率は1.6%に上向くと予想している。
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