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トランプ大統領、移民集団巡りメキシコ批判 国境閉鎖とけん制

2019年04月25日(木)02時43分

[ワシントン 24日 ロイター] - トランプ米大統領は24日、メキシコが米国を目指す新たな移民集団「キャラバン」を阻止しなければ、メキシコとの国境を一部閉鎖し、武装兵士を国境近辺に追加派遣するとあらためてけん制した。

トランプ大統領はツイッターへの投稿で、2万人を超える大規模な移民集団が米国に向かっていると指摘し、「メキシコはこれら移民を取り押さえる必要がある。さもなければ、米国は国境の一部閉鎖を強いられる。軍も派遣する」と述べた。

また、詳細には踏み込まなかったものの、メキシコ軍が米軍に「銃を突きつける」問題が起きたとし、「麻薬密輸業者から注意をそらすための戦術だろう」と主張。「二度とこのような行動を取らない方が良い!米国は武装兵士を国境近辺に派遣する。メキシコは(移民に関し)十分な措置を取っていない!」と述べた。

通常、米軍兵士は銃を携帯していることから、トランプ大統領の主張する「武装兵士」の意味は明確ではない。また、どの移民集団に言及しているのかも不明。

こうしたトランプ大統領の一連の発言について、記者会見で質問を受けたメキシコのロペスオブラドール大統領は、トランプ大統領の主張するメキシコ軍の問題を調査するとしつつも、「米政府と争うつもりはない。挑発には乗せられない」と応じた。

匿名の米当局者によると、米国土安全保障省から数日内に兵士の追加派遣要請が出ると予想されるが、その規模は数百人になるという。現在、国境付近にはおよそ5000人の兵士が駐留している。

*内容を追加しました。

ロイター
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