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ブレグジット巡る混乱で見通し不透明に、企業の投資妨げ=英財務相
2019年04月24日(水)19時37分
[ロンドン 24日 ロイター] - ハモンド英財務相は24日、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)を巡る混乱について、企業の投資が妨げられるなど、経済見通しへの「非常に大きな」不透明感につながっていると指摘した上で、国の支出や税金に関する長期的な計画が立てにくくなっているとの認識を示した。議会の委員会で証言した。
英議会はメイ首相がEUとまとめた離脱協定案の承認を拒否。メイ首相はEU離脱の延期に追い込まれる事態となっている。
ハモンド財務相は、英政府は将来の財政目標を達成できる見込みであり、同相の予算には支出や税金に関して柔軟に対応する余地があるが、ブレグジットがより長期的な計画の妨げになっていると指摘した。
同相は議会委員会で「経済の先行きを巡り非常に大きな不確実性があり、ブレグジット問題が解決するまで不透明感が続くとみられることを踏まえると、今の段階で選択する意味があるとは思わない」とした。
同相は以前、議会がメイ首相の離脱案を承認すれば、数十億ポンド規模の追加的な公的支出または減税を実施する可能性を示唆していた。
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