ニュース速報
日経平均は4日ぶり反落、連休前で様子見 企業決算には警戒感も
[東京 24日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は4日ぶりに反落した。前日に米国株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方は買いが先行。取引時間中での年初来高値を更新したが、買い一巡後は今週末からの10連休や本格化する企業決算が警戒され伸び悩んだ。上海株が軟調に推移すると直近上昇した中国関連株などが売り優勢となり、日経平均も一時134円安まで下落したが、売り崩すような動きもみられず下値は限定的だった。
TOPIXは0.67%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆3229億円だった。東証33業種では、サービス、その他製品、医薬品などが値上がり率上位。半面、電気・ガス、証券、輸送用機器などが軟調だった。自動車株は、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)が欠陥の恐れがあるエアバッグの調査対象を拡大すると明らかにしたことなどが懸念材料になった。
市場では「10連休前のプットオプション需要が発生したことで先物売りが出た可能性もあるが、大きな動きとはいえない。米国株が堅調な間は海外勢も売り急ぐことなさそうだ」(eワラント証券投資情報室長の小野田慎氏) との声が出ていた。
個別銘柄では、日産自動車<7201.T>が続落。2019年3月期の業績予想の大幅下方修正を24日発表するとのテレビ東京の報道が嫌気された。
半面、キヤノンマーケティングジャパン<8060.T>が反発。23日に発表した2019年1―3月期の大幅増益決算が好感された。
東証1部の騰落数は、値上がり547銘柄に対し、値下がりが1510銘柄、変わらずが79銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 22200 -59.74
寄り付き 22356.83
安値/高値 22125.48─22362.92
TOPIX<.TOPX>
終値 1612.05 -10.92
寄り付き 1628.96
安値/高値 1608.8─1629.07
東証出来高(万株) 121358
東証売買代金(億円) 23229.2