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原油先物は下落、IEAが「供給十分」と分析
2019年04月24日(水)11時03分
[シンガポール 24日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。今週に入り、米政府がイラン産原油の禁輸措置の適用除外を5月に撤廃すると発表したことを受け、原油先物は年初来高値に上昇したが、国際エネルギー機関(IEA)が23日に世界原油市場の供給水準は十分と分析したことから相場は下げに転じている。
0058GMT(日本時間午前9時58分)時点で、北海ブレント先物
米WTI原油先物
IEAは23日、世界原油市場の供給水準は十分で、予備の生産能力も引き続き不安のない水準と分析。世界経済の成長がぜい弱な中、原油高回避の必要性を強調した。
ゴールドマン・サックスとバークレイズは米国のイラン産原油全面禁輸により、5月以降はイラン産原油の輸出が急激に減り、世界の原油市場は短期的にタイト化すると指摘した。
一方で、石油輸出国機構(OPEC)やロシア、米国に十分な余剰生産能力があるため、世界の原油市場は引き続き十分な供給を受けているとの専門家の見方もある。
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