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北朝鮮の金委員長、ロシアに到着 首脳会談へ
[ソウル/モスクワ 24日 ロイター] - ロシアのメディア報道によると、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長が24日、列車で国境を越えロシアに入った。
金委員長は核開発を巡る米国との協議が膠着する中、ロシアのプーチン大統領から支援を引き出したい意向だ。
ウシャコフ大統領補佐官によると、金委員長は25日にウラジオストクでプーチン大統領と会談する。朝鮮半島の核問題解決について話し合う。[nL3N2253CF]
ウシャコフ氏は、記者団に対し「朝鮮半島を巡る情勢はここ数カ月に幾分安定した。この背景にはロケットの発射停止や核実験場の閉鎖といった北朝鮮の取り組みがある」と指摘。「ロシアはこのポジティブな傾向を確かなものにするため、可能な限り協力する意向だ」と述べた。
ロシア通信(RIA)によると、金委員長は装甲列車で国境の駅ハサンに到着。地元当局者らに出迎えられた。金委員長の祖父である金日成(イルソン)主席の1986年の旧ソ連訪問に合わせて建てられた「ロシア・朝鮮友好の家」も訪問したという。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)はこれより先、金委員長が李容浩(リ・ヨンホ)外相、北朝鮮の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官ら側近を伴い、24日早朝にロシアに向けて専用列車で出発したと報じていた。
*内容を追加しました。