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ローマ法王、スリランカの同時攻撃を「残虐な暴力」と非難

2019年04月22日(月)14時52分

[バチカン市 21日 ロイター] - ローマ法王フランシスコは21日、ローマ法王庁(バチカン)のサン・ピエトロ広場で復活祭のミサ後に恒例の説教を行い、キリスト教の典礼において最も重要な日を狙って290人の死者を出したスリランカの教会・ホテル同時攻撃を「残虐な暴力」と非難した。

また政治家に対し、萌芽しつつある軍拡競争を回避し、飢餓や人権侵害から逃れてくる難民を歓迎するよう呼びかけるなど、世界の紛争地域の平和を訴えた。

スリランカで大規模攻撃が発生したのは、10年前の内戦終結以来。今回の攻撃により、290人が死亡、500人前後が負傷している。

法王は、サン・ピエトロ大聖堂のバルコニーから広場に詰め掛けた7万人の人々に対し、ローマと全世界に向けた祝福「ウルビ・エト・オルビ」を述べ、「まさに復活祭のきょう、スリランカで教会やその他の場所に集った人々に死と苦しみをもたらす重大な攻撃が行われたことを、悲しみと痛みとともに知った」と語りかけた。

さらに、「祈りに集い攻撃を受けたキリスト教社会と、このような残虐な暴力の被害者すべてに、愛を込めて親しみを伝えたい」と述べた。

法王は、2015年にスリランカを訪問している。

ロイター
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