ニュース速報

日経平均は反発、景気敏感株中心に買い 任天堂一時17%超高

2019年04月19日(金)15時48分

[東京 19日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発した。前日の米国株高など外部環境の落ち着きを好感し、景気敏感株を中心に買いが入った。ただ、10連休が接近し、ポジションを積極的に積み上げる姿勢は限られ、上昇一服後はもみあいを続けた。東証1部の出来高は今年最低。個別では任天堂<7974.T>や同社の関連株が急伸した。

TOPIXは前日比0.12%高と小反発で取引を終えた。ファーストリテイリング <9983.T>が連日の上場来高値更新となり、日経平均を約49円押し上げる要因となった。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率<.NTIDX>は13.73倍に上昇した。

東証1部の売買代金は辛うじて2兆円を上回った。このうち任天堂の売買代金が3507億円と、1銘柄で全体の約17%を占めた。

中国広東省当局が中国インターネットサービス大手、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)に対し、任天堂の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」を流通させることを認可したことが材料視された。任天堂株は一時17%超高。節目の4万円を突破し、昨年10月以来の高値を付ける場面があった。ホシデン<6804.T>、メガチップス<6875.T>、ミネベアミツミ<6479.T>など任天堂関連株も軒並み高となった。

業種別では任天堂の急伸により、その他製品が上昇率トップ。機械、電気機器などハイテク関連が堅調だった。半面、鉱業が安く、空運、陸運がさえない。全体相場については「今晩の米国市場が休場となるため、ポジション調整の範囲内にとどまった」(水戸証券・投資顧問部チーフファンドマネージャーの酒井一氏)との声が聞かれた。

東証1部の騰落数は、値上がり1147銘柄に対し、値下がりが899銘柄、変わらずが95銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      22200.56 +110.44

寄り付き    22238.07

安値/高値   22162.23─22250.37

TOPIX<.TOPX>

終値       1616.93 +1.96

寄り付き     1621.23

安値/高値    1615.38─1623.52

東証出来高(万株) 92898

東証売買代金(億円) 20208.93

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イラン大統領、16年ぶりにスリランカ訪問 「関係強

ワールド

イランとパキスタン、国連安保理にイスラエルに対する

ワールド

ロシア、国防次官を収賄容疑で拘束 ショイグ国防相の

ワールド

インドネシア中銀、予想外の利上げ 通貨支援へ「先を
MAGAZINE
特集:世界が愛した日本アニメ30
特集:世界が愛した日本アニメ30
2024年4月30日/2024年5月 7日号(4/23発売)

『AKIRA』からジブリ、『鬼滅の刃』まで、日本アニメは今や世界でより消費されている

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 2

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴らす「おばけタンパク質」の正体とは?

  • 3

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の「爆弾発言」が怖すぎる

  • 4

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 5

    「誹謗中傷のビジネス化」に歯止めをかけた、北村紗…

  • 6

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 7

    イランのイスラエル攻撃でアラブ諸国がまさかのイス…

  • 8

    「なんという爆発...」ウクライナの大規模ドローン攻…

  • 9

    心を穏やかに保つ禅の教え 「世界が尊敬する日本人100…

  • 10

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価」されていると言える理由

  • 3

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた「身体改造」の実態...出土した「遺骨」で初の発見

  • 4

    「世界中の全機が要注意」...ボーイング内部告発者の…

  • 5

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 6

    医学博士で管理栄養士『100年栄養』の著者が警鐘を鳴…

  • 7

    NewJeans日本デビュー目前に赤信号 所属事務所に親…

  • 8

    「たった1日で1年分」の異常豪雨...「砂漠の地」ドバ…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    ダイヤモンドバックスの試合中、自席の前を横切る子…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中