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米株小幅安、さえない決算で金融株が下げけん引
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は反落して取引を終えた。ゴールドマン・サックス
ただ下げは小幅で、S&P500指数は、史上最高値まで1%の水準にとどまった。
米株市場は1─3月期に約10年ぶりの上昇を記録したが、4月は第1・四半期の決算発表を控えて膠着状態にある。
ゴールドマンは3.8%安。この日発表の第1・四半期決算は、ほぼすべての主要業務で減収となった。
シティグループは0.1%安。減収となったが、経費削減や投資銀行部門の好調、純金利マージンの拡大などで利益は予想を上回った。
ノバポイントのジョセフ・スロカ最高投資責任者は、前週は力強い週になったことから「今週はゴールドマンやシティにような決算に関する悪いニュースは勢いをそぐことになる」との見方を示した。
今週発表の注目決算は、バンク・オブ・アメリカ
CFRAリサーチの投資ストラテジスト、サム・ストバール氏は、決算のほかに「米中貿易協議など地政学的イベントもなお注意する必要がある」と指摘した。
複数の関係筋によると、米政府は米中通商合意の条件として中国側に求めていた製造業向けの補助金削減要求を緩和した。中国政府が強く抵抗しているためという。
ストバール氏はこれについて「全体的にはプラス」とし、「大統領は前進できるように、何らかの合意に署名したがっている」との考えを示した。
S&P500指数を構成する11の業種のうち、6つが下落した。
金融株<.SPNY>は4営業日ぶり反落。0.6%安で下落率は最大だった。
航空機最大手ボーイング
配車サービス大手のリフト
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.21対1の比率で上回った。ナスダックでも1.57対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は57億5000万株。直近20営業日の平均は69億1000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 26384.77 -27.53 -0.10 26407.7 26424.8 26316. <.DJI>
6 5 42
前営業日終値 26412.30
ナスダック総合 7976.01 -8.15 -0.10 7987.16 7993.33 7933.5 <.IXIC>
7
前営業日終値 7984.16
S&P総合500種 2905.58 -1.83 -0.06 2908.32 2909.60 2896.4 <.SPX>
8
前営業日終値 2907.41
ダウ輸送株20種 10819.47 -92.72 -0.85 <.DJT>
ダウ公共株15種 782.09 -1.47 -0.19 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1485.82 -11.30 -0.75 <.SOX>
VIX指数 12.31 +0.30 +2.50 <.VIX>
S&P一般消費財 938.16 +1.92 +0.21 <.SPLRCD>
S&P素材 362.09 -1.68 -0.46 <.SPLRCM>
S&P工業 647.67 -3.36 -0.52 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 583.78 +3.99 +0.69 <.SPLRCS>
S&P金融 447.81 -2.82 -0.62 <.SPSY>
S&P不動産 225.79 -1.36 -0.60 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 496.76 -2.84 -0.57 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1042.89 +3.58 +0.34 <.SPXHC>
S&P通信サービス 165.14 +0.29 +0.18 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1347.12 -0.50 -0.04 <.SPLRCT>
S&P公益事業 295.30 0.00 0.00 <.SPLRCU>
NYSE出来高 7.88億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 22160 - 20 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物6月限 円建て 22145 - 35 大阪比 <0#NIY:>