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市場に気掛かりな兆候、FRBは慎重対応を=セントルイス連銀総裁
2019年04月12日(金)02時49分
[11日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は11日、米経済の見通しを巡って金融市場に気掛かりな兆候がうかがえ、連邦準備理事会(FRB)は景気拡大を維持するため慎重に対応する必要があるとの考えを示した。
総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持っている。
ブラード氏はプレゼン用のスライド資料の中で、市場の気掛かりな兆候として米債券の利回り格差と将来のインフレ期待の2点を挙げ、「こうした市場に基く兆候は、景気拡大の維持に向けFOMCに慎重な対応が求められていることを示している」と述べた。
また、米連邦準備理事会(FRB)が利下げの検討を迫られるには、米経済が予想以上に鈍化したり、インフレが下振れする必要があるとの見解も記者団に示した。
*内容を追加しました。
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