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モネに日野・ホンダが参加、社長「さらに声かける」

2019年03月28日(木)15時56分

[東京 28日 ロイター] - ソフトバンク<9434.T>とトヨタ自動車<7203.T>の共同出資会社モネ・テクノロジーズは28日、日野自動車<7205.T>とホンダ<7267.T>が同社に資本参加すると発表した。日野のトラックやバスから得られるデータとホンダの乗用車などから得られるデータを連携することで、次世代の移動サービス「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」のプラットフォームの発展を目指す。

モネ・テクノロジーズの宮川潤一社長兼CEO(最高経営責任者)は都内で開いたイベントで「複数の自動車メーカーと共創していくことでモネのプラットフォームはより賢くなる」と説明。「データが多ければ多いほど安全性と効率性は飛躍的に向上する」として「さらに声をかけていきたい」と他メーカーにも参加を呼びかけた。

日野とホンダはモネにそれぞれ2億4995万円出資する。5月末の出資完了を予定しており、これにより出資比率はソフトバンクが40.202%、トヨタが39.802%、日野とホンダがそれぞれ9.998%となる。

企業間の連携を推進する「モネ・コンソーシアム」も設立した。28日時点でコカ・コーラ ボトラーズジャパンやサントリーホールディングス、東日本旅客鉄道<9020.T>など88社が参加。自動運転車を利用したモビリティーサービスの企画や他社サービスとのデータ連携などを行っていく。

自動運転技術を巡っては、ソフトバンクも傘下のSBドライブで開発を進めているが、モネの宮川社長(ソフトバンク副社長)は「SBドライブの英知はすべてモネに集約する方向感にある」と語った。

*内容を追加しました。

(志田義寧)

ロイター
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