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米FRB、幾分の景気過熱容認で雇用支援が可能=ダラス連銀総裁
2019年02月26日(火)06時17分
[ダラス 25日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のカプラン総裁は25日、景気の幾分の「過熱」を容認する連邦準備理事会(FRB)のアプローチは、低所得層の雇用支援と雇用維持という過去に困難だった目標の達成に寄与するとの見解を示した。
カプラン総裁は「幾分の景気過熱は可能だろうが、行き過ぎは望ましくないだろう」とした上で、「インフレは制御されており、FRBには持続可能な方法で労働人口を押し上げる余裕があるかもしれない」と語った。
カプラン総裁はこの日、クラリダFRB副総裁と共にダラスの低所得層住宅地や空家や閉鎖した店舗が立ち並ぶ地域の一角を視察。その後カプラン総裁は記者団に対し、低所得層は景気の過熱を追い風に就職しても、景気の減速に伴い失業するリスクがあるとし、「FRBがどのように金融政策を運営し、安定的な雇用を創出できるか」を見出すことが重要と述べた。
*内容を追加しました。
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