ニュース速報

米国務長官、首脳会談に向け北朝鮮側と「可能な限り」議題詰める

2019年02月15日(金)11時29分

[ワルシャワ 14日 ロイター] - ポンペオ米国務長官は14日、27─28日の米朝首脳会談に向けて北朝鮮側と「可能な限り」議題を詰める考えを表明した。

ポンペオ氏は訪問先のポーランドでの記者会見で、トランプ大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長はシンガポールで開かれた1回目の首脳会談で合意した「非核化の柱」などを今月の会談で取り上げる見通しだと説明。その上で「平和や安全保障を朝鮮半島にもたらすことができるよう、いかにして緊張状態や軍事リスクを軽減するかについても討議することになる」と述べた。

「(首脳会談までの)残る数週間で可能な限り議題を詰めることを目指している」と述べた。

ポンペオ氏はその後のFOXニュースとのインタビューで、北朝鮮が求める朝鮮戦争(1950─53年)の終結宣言が首脳会談でどれくらい重要度が高いか問われ「これは今まで多くの議論を行ってきた問題だ。事実、私のチームを一両日中にアジアに再び派遣し、シンガポールで議論された全ての要素を巡り協議を継続する」と表明した。

米国のビーガン北朝鮮担当特別大使は首脳会談準備のため、来週に北朝鮮側と追加協議に臨む見通しだ。

ビーガン氏は先週、平壌で3日間の協議を行った。ただ、国務省は進展の有無について明らかにしていない。

韓国メディアによると、米朝は交渉を行わずに互いの立場を明確にするにとどめ、次回協議で見解の相違を調整していくことで合意したと、ビーガン氏が韓国の議員団に語ったという。

*内容を追加し、写真をつけてカテゴリーを広げました。

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