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厚労省、調査企業入れ替えの影響15年3月首相秘書官に報告=菅官房長官

2019年02月14日(木)12時09分

[東京 14日 ロイター] - 菅義偉官房長官は14日の午前の衆院予算委員会で、厚生労働省が2015年3月末に首相秘書官に、毎月勤労統計の調査対象企業の入れ替えに伴い同年4月発表分から実質賃金が下がるなど数値が変動すると報告したことを明らかにした。立憲民主党の大串博志委員への答弁。

菅官房長官によると、厚労省の報告は「3年に一度、サンプルの入れ替えに伴い、数値が大幅に変わる」との内容で、「秘書官は実態を適切に表すための改善の可能性などについて問題意識を伝えた」という。当時の秘書官は、現在の中江元哉・財務省関税局長と明らかにした。

立憲民主党の小川淳也委員は中江氏に厚労省とのやり取りを質問し、中江氏は「所管外についてコメントすることは控える」と述べた。

*内容を追加しました。

(竹本能文)

ロイター
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