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米中通商協議、来週北京で再開 財務長官「自由公正な貿易に重点」

2019年02月07日(木)05時09分

[ワシントン 6日 ロイター] - ムニューシン米財務長官は6日、中国との通商協議のため北京を来週訪問すると明らかにした。CNBCとのインタビューで述べた。

ムニューシン長官は、前週の米中通商協議について「非常に生産的だった」と評価。その上で「ライトハイザー通商代表部(USTR)代表や私を含め交渉団が来週北京を訪問する。われわれは協議の継続にコミットしている」と語った。

通商協議ではこれまで、知的財産権の保護や強制的な技術移転の禁止、政府補助金の抑制などが焦点となっている。

長官は3月初めの交渉期限までに妥結できるよう多大な努力を積み重ねていると強調。「米国企業に開かれた自由で公正な貿易にかなりの重点を置いている。公平性が高まれば貿易赤字の削減にもつながる」とした。同時に「課題は山積している」とも述べ、交渉の結果に関する憶測をけん制した。

こうした中、ライトハイザーUSTR代表はこの日、上院財政委員会のメンバーらと米中交渉などを巡り非公開協議を行った。協議に参加したスコット上院議員(共和)によると、ライトハイザー氏は農産物の購入が懸案の課題となっており、引き続き決着を目指していく考えを示したという。

*内容を追加しました。

ロイター
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