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訂正:ドル109円後半、豪ドル急落で上値重い
[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の109円後半。トランプ米大統領の一般教書演説に特段の反応はなかったが、対豪ドルで円買いが強まったことを受け、ドル/円もやや上値の重い展開となった。
日本時間6日午前、トランプ大統領は上下両院合同会議で「米国では経済的奇跡が起きている」などと発言。北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と2月27─28日にベトナムで会談することも明らかにしたが、市場では「新しい話はなかった」(トレーダー)として、大きな反応はなかった。
その中で目立ったのは豪ドル。79円半ばから78円半ばまで1円超急落し、30日以来1週間ぶり安値をつけた。
きっかけは豪準備銀行(中央銀行)のロウ総裁。シドニーの講演で「ここ1年、次の金利の動きは下に向かうよりも上に向かう可能性が高かったが、現時点ではその可能性はより均衡しているもようだ」と発言した。
発言を受けて、豪の金利先物市場では年末までに利下げが実施される確率が上昇。外為市場では豪ドルが売られた。対米ドルでも0.72ドル半ばから0.71ドル半ばへ急落した。
対豪ドルで強まった円買いは、ドル/円にも一部波及。ドル/円は一時109.63円まで下落した。
ドル/円
午後3時現在 109.74/76 1.1393/97(訂正) 125.07/11
午前9時現在 109.93/95 1.1408/12 125.42/46
NY午後5時 109.96/97 1.1412/17 125.38/42
*ユーロ/ドルのレートを訂正します。
(為替マーケットチーム)