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日経平均は反発、ディフェンシブ銘柄に買い 機械・電機は軟調 

2019年01月29日(火)16時17分

[東京 29日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に反発した。中国経済の減速や貿易摩擦による企業業績への影響が懸念され、朝方から建機株やハイテク・半導体株などで売りが先行した。先物売りも出て下げ幅は一時240円を超えたが、為替が円安方向に振れるにつれて下げ幅を縮小させた。内需関連が堅調に推移し、大引けにかけてプラス転換した。

朝方は米重機大手キャタピラーの低調な決算を受け、コマツ<6301.T>や日立建機<6305.T>など国内建機メーカーの業績に警戒感が広がったほか、米半導体大手エヌビディアのさえない業績見通しが重しとなり、半導体関連株が弱含んだ。

朝方109.30円台だったドルが109.10円台に下落した場面で、日経平均は2万0400円付近まで下落したが、その後、ドルのじり高推移とともに下げ幅を縮小した。午後は日銀のETF(上場投資信託)買いへの期待も一部で出たもよう。

TOPIXは小幅に反発。セクター別では、電気・ガス、水産・農林、パルプ・紙、陸運などディフェンシブ銘柄が値上がりした。市場からは「年初から動きが良くなかった内需株に値ごろ感から再び買う動きが出ている」(国内証券)との声が出ていた。半面、石油・石炭製品、機械、電気機器などが値下がり率上位となった。

個別銘柄ではレンドマイクロ<4704.T>が大幅反落。28日に2018年12月期の連結業績予想を下方修正すると発表したことが嫌気された。営業利益予想は前回予想の407億円から357億円(同2.0%減)に引き下げた。増益予想から一転減益となる見通し。

一方、東洋シヤッター<5936.T>はストップ高比例配分で、昨年来高値を更新。28日に発表した2019年3月期業績予想の上方修正を好感した。連結売上高は従来予想の190億円から210億円、連結当期利益は同3億円から7億円に引き上げた。多発した大型台風の影響でシャッター修理需要が急激に高まったことなどが影響した。

東証1部の騰落数は、値上がり1143銘柄に対し、値下がりが894銘柄、変わらずが89銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20664.64 +15.64

寄り付き    20555.44

安値/高値   20406.22─20673.66

TOPIX<.TOPX>

終値       1557.09 +1.58

寄り付き     1548.46

安値/高値    1541.66─1559.19

東証出来高(万株) 118229

東証売買代金(億円) 21157.46

ロイター
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