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英小売売上高、12月は前月比-0.9% 10─12月は3月以来初の減少
2019年01月18日(金)19時26分
[ロンドン 18日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した2018年10─12月の小売売上高は0.2%減と、同年3月以来初の減少となった。9─11月は0.2%増だった。欧州連合(EU)離脱を控え、消費が低迷していることが裏付けられた。
同国では、猛暑やサッカーのワールドカップの影響で夏季の消費が好調だったが、その後、消費は低迷傾向にある。
12月単月の小売売上高は、前月比0.9%減、前年比3.0%増。ロイターがまとめた市場予想は、前月比0.8%減、前年比3.6%増だった。
英小売協会(BRC)が先に発表した2018年12月の小売売上高は前年同月比横ばいだった。クリスマス商戦期に当たる12月の売上高が前年比で伸びなかったのは世界的な金融危機に見舞われた2008年以来。
EU離脱を巡る先行き不透明感が、消費者心理の重しとなっているが、同国ではこのところ、家計にプラスとなる指標も発表されている。実質賃金の伸びは2008年以降で最大。インフレ率も2.1%と、約2年ぶりの水準に低下している。
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