ニュース速報

ドル一時109円台、2週間ぶり高値

2019年01月17日(木)15時26分

[東京 17日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の午後5時時点から小幅安の108円後半。NY市場の終盤、日本時間の早朝に一時109.20円まで上昇し、今月3日以来2週間ぶり高値をつけた。

米株高などを背景に、前日海外市場では円が軟調。その流れでドル/円は早朝に高値をつけたが、東京市場では実需がドルの戻り売りに動いたという。「109円台での売り需要はかなりの厚みを持っているとみられ、強いドル買い材料がなければ、109円台を上抜けできないだろう」(金融機関)との声が出ていた。

朝方は上昇していた日経平均がマイナス圏へ反落するなど、アジア株が全般に伸び悩むと、円売り圧力はさらに減退。ドルは一時108.83円まで反落した。その後は一進一退のもみあいが続いた。

前日上下に大きな動きを見せた英ポンドは、140円前半から半ばと、年初来高値圏で底堅い動き。メイ首相が内閣不信任案を乗り切ったことが好感された形だが、今後の不透明さは変わらないとして、上値も限られた。

みずほ証券チーフFXストラテジストの鈴木健吾氏は「首相のEU離脱案が否決されたにもかかわらず、市場がそれほど動揺していないのは、国民投票のやり直しや、最終的に(離脱が)すべてご破算になる可能性を、ぼんやりとイメージしているからだろう」と指摘している。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 108.93/95 1.1386/90 124.05/09

午前9時現在 109.03/05 1.1398/02 124.29/33

NY午後5時 109.08/11 1.1397/02 124.26/30

(為替マーケットチーム)

ロイター
Copyright (C) 2019 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イスラエルがイラン攻撃と関係筋、イスファハン上空に

ワールド

ガザで子どもの遺体抱く女性、世界報道写真大賞 ロイ

ワールド

北朝鮮パネルの代替措置、来月までに開始したい=米国

ビジネス

個人株主満足度、自動車はトヨタ 銀行は三井住友が首
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の衝撃...米女優の過激衣装に「冗談でもあり得ない」と怒りの声

  • 3

    止まらぬ金価格の史上最高値の裏側に「中国のドル離れ」外貨準備のうち、金が約4%を占める

  • 4

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画っ…

  • 5

    中ロ「無限の協力関係」のウラで、中国の密かな侵略…

  • 6

    「イスラエルに300発撃って戦果はほぼゼロ」をイラン…

  • 7

    中国のロシア専門家が「それでも最後はロシアが負け…

  • 8

    ハーバード大学で150年以上教えられる作文術「オレオ…

  • 9

    休日に全く食事を取らない(取れない)人が過去25年…

  • 10

    紅麴サプリ問題を「規制緩和」のせいにする大間違い.…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 3

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 4

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...…

  • 5

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 6

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 7

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 8

    天才・大谷翔平の足を引っ張った、ダメダメ過ぎる「無…

  • 9

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 10

    ハリー・ポッター原作者ローリング、「許すとは限ら…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 7

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中