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ECB、理事会の行動規範を強化
2019年01月17日(木)14時30分
[フランクフルト 16日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)は16日、理事会・監督理事会メンバーの行動規範を大幅に強化したことを明らかにした。
深刻な違反の場合は、けん責処分が下される。行動規範は理事会の全会一致で承認され、1月1日付で発効した。
理事会メンバーは、非公開のイベントで市場に影響する発言をすることを禁じられる。リアルタイムで発言内容が公開される場合や、メディアが取材する場合は除く。
政策決定会合前の1週間は、メディア取材を含め、発言を禁じられる。
保有資産の全面開示は義務づけないが、投資資産については裁量権のあるポートフォリオマネジャーに運用を委ねるよう求めている。
退任後は最大1年間、特定の職に就くことを禁じる。この間は中銀から引き続き報酬が支払われる。
欧州オンブズマンは昨年、ECBのドラギ総裁が、銀行関係者・エコノミスト・政策当局者などで構成する「G30」のメンバーになっていることを批判。ECBの独立性に対する懸念を理由にドラギ総裁にG30からの脱退を求めたが、ドラギ氏は現在もG30のメンバーにとどまっている。
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