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GMが今年の業績に強気、中核・モビリティーに目配り 株価大幅高

2019年01月12日(土)04時40分

[11日 ロイター] - 米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)は11日、今年の業績に強気な見通しを示した。ピックアップトラックが主要なけん引役になるとしたほか、全米の自動車販売が業界内で落ち込む中でも市場は全般的に底堅さを維持する見込みとした。

株価は一時9%近く値上がりした。

2019年の調整後1株利益は6.50─7.00ドルと、リフィニティブのアナリスト予想である5.86ドルを大幅に上回る見通し。また調整後のフリーキャッシュフロー(FCF、純現金収支)は45億ー60億ドルを見込む。

バーラ最高経営責任者(CEO)は「コアビジネスの強化とモビリティーの未来を変える技術への投資を継続していく。GMを次世代の成功に向かわせるためには両者をうまく管理することが重要だ」と述べた。

スリヤデバラ最高財務責任者(CFO)は声明で「キャッシュフローの創出力や効率性の強化に注力することで、事業機会を有利につかむ足場を築いていきたい」とした。

18年については、調整後1株利益が従来予想の5.80─6.20ドルを上回るほか、調整後FCFも従来予想の40億を上回る見込み。

販売台数で最大の市場である中国について、中国法人の銭恵康(マット・チェン)社長は、19年の販売が業界全体としてほぼ横ばいになると予想。GMはコストカットに加え、新型モデルなど20車種の投入を予定しているとし「全般的に逆風の回避に向け順調に進んでいる」と述べた。

こうした中、GMは高級車部門キャデラックに電気自動車(EV)を導入し、同社EVの主力車種に展開していく方針を明らかにした。高級EVで先行するテスラに対抗する。ロイターは前日、関係筋の話として同様の内容を報じていた。[nL3N1ZB1D5]

GMの株主であるACRアルパイン・キャピタル・リサーチは「今回の発表が実現するよう大いに期待している」とした上で、中核事業やライドシェア大手リフトへの出資、自動運転車「クルーズ」部門を合わせた資産は最近の株価が示す価値を上回るとの見方を示した。

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ロイター
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