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英鉱工業生産指数、11月は前年比-1.5% 13年8月以来の大幅低下
2019年01月12日(土)01時14分
[ロンドン 11日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が発表した11月の鉱工業生産指数は、市場予想に反して前月から低下するとともに、前年比では2013年8月以来の大幅低下となった。
11月の鉱工業生産指数は、前月比0.4%低下、前年比1.5%低下。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、前月比0.2%上昇、前年比0.7%低下だった。
製造業生産指数は前月比0.3%低下、前年比では1.1%低下で2016年3月以来の大幅な落ち込みを記録した。同指数は、金融危機以来、最も長い5カ月連続の低下となった。
米中貿易戦争で世界経済への懸念が高まっている。今週発表されたドイツやフランスの鉱工業生産統計もさえない結果だった。
インベステックのチーフエコノミスト、フィリップ・ショウ氏は「自動車業界における変革など、欧州の工業セクターに打撃を与えている共通の問題がある」と述べ、英国の欧州連合(EU)離脱も投資に影を落としていると指摘した。
11月の貿易収支は、120億ポンド(153億ドル)の赤字で、前月(119億ポンドの赤字)から赤字幅が拡大した。
EU域外との貿易収支は39億ポンドの赤字だった。
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