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訂正:世銀のキム総裁、2月1日に退任へ 任期3年以上残し
2019年01月16日(水)14時04分
[ワシントン 7日 ロイター] - 世界銀行は7日、キム総裁(59)が2月1日に退任すると発表した。2022年までの任期を3年以上残して職を退くことになる。
キム氏は退任後、ある企業で発展途上国のインフラ整備に関わるとしているが、世銀は詳細を明らかにしていない。
クリスタリナ・ゲオルギエバ最高経営責任者(CEO)が暫定的に総裁職を担うという。
オバマ元米大統領に推薦されたキム総裁は、グリーンエネルギー事業への資金提供を推進する一方、石炭発電に対する投資支援を大幅に削減。公にはトランプ政権との衝突を回避してきた。
世銀幹部2人によると、キム総裁の退任は自発的なものであり、トランプ政権によって「排除されたわけではない」とした。
もっとも、米国は世銀の最大の出資国であり(訂正)、トランプ大統領はキム総裁の後任者選任に強い影響力を持つ。世銀総裁はこれまで米政権によって米国人が選任されてきた経緯がある。
*7日付の記事で4段落目の「米国は世銀の議決権の過半数を保有しており」を「米国は世銀の最大の出資国であり」に訂正します。
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