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米ISM製造業景気指数、12月は16年11月以来の低水準
2019年01月04日(金)04時45分
[ワシントン 3日 ロイター] - 米供給管理協会(ISM)が発表した昨年12月の製造業景気指数は54.1と前月の59.3から低下し、2016年11月以来の低水準となった。予想の57.9も下回った。
1カ月の低下幅は2008年10月以来の大きさだった。
新規受注指数は51.1と前月の62.1から低下し、2016年8月以来の低水準。低下幅は2014年1月以来の大きさだった。
雇用指数は56.2。前月は58.4。
価格指数は54.9と前月の60.7から低下し、予想の58.0も下回った。
輸送機器メーカーは「顧客需要が景気や関税を巡る懸念で減少し続けている」と話し、機械メーカーは「米中間の関税問題が、製造業のコストや材料調達戦略を巡って、より長期の懸念を引き起こしている」と語る。
コンピューターと電子製品のメーカーは「成長が止まったようだ」としている。
ISMは、消費が底堅さを増し、生産や雇用が拡大し続けているが、「これまでの期間と比べてかなり低い水準」と指摘した。
MUFGの首席エコノミストは「購買担当者の報告を信じるなら、2019年は標準以下の成長ペースでスタートを切りそうだ」「新規受注が払底し、19年の企業投資、成長に影響が及ぶだろう」と話した。
*内容を追加しました
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