ニュース速報

アングル:米株高支えたETF、今年は押し目買い姿勢を大転換

2018年12月30日(日)12時06分

[ニューヨーク 20日 ロイター] - 上場投資信託(ETF)は、昨年まで続いた米国株の上昇局面を通じて「押し目買い」によって相場を支えてきた。しかし今年は「下がれば売り」の姿勢に転じている。

2017年は、株価が下がるとETFに資金が流入することが多かった。ゴールドマン・サックスの調査によると、株式ETFは年金基金、ミューチュアルファンド、外国人投資家のいずれに比べても大きな買いの担い手だった。

しかも強気相場期間を通じ、ETFは他の投資家が資金を引き揚げても、一貫して買いに回ってきた。

しかし今年の市場は米利上げ、企業の借り入れ増加、米中貿易摩擦、景気減速などの悪材料に見舞われた。

ファンドの運用担当者は、最高値更新と急落の間で目まぐるしく揺れる市場に対応できず、今年は株式、債券ファンドともに平均リターンがマイナスとなる見通しだ。

リッパーによると、米国を拠点とする株式ファンドは年初から11日までのリターンがマイナス6.3%、同債券ファンドはマイナス0.9%。市場はその後も下落を続けている。

これまでの米国株にとって、最後の頼みの綱だったETFもその役割を果たせなかった。

リッパーの調査サービス責任者、トム・ロシーン氏は、投資家は2008年の世界金融危機のような事態に至るまで待つつもりはない。「過去のように押し目買いはせず、売っている」という。

ロイター
Copyright (C) 2018 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

MAGAZINE

特集:香港の出口

2019-8・27号(8/20発売)

拡大する香港デモは第2の天安門事件に? 中国「軍事介入」の可能性とリスク

人気ランキング

  • 1

    日本の重要性を見失った韓国

  • 2

    日韓対立の影響は?韓国経済に打撃大きく、日本経済にもマイナス 日韓関係の回復を強く望む

  • 3

    韓国・8月15日、文在寅大統領の退陣要求集会には、安倍政権批判集会以上が参加か

  • 4

    韓国人はなぜデモがそんなに好きなのか

  • 5

    乳がん細胞を脂肪細胞に変えることに成功:バーゼル…

  • 6

    「香港鎮圧」を警告する中国を困惑させる男

  • 7

    日本政府、韓国サムスン向け半導体材料の輸出を再び…

  • 8

    香港デモで資産価値の5分の1が吹き飛び、キャセイ航…

  • 9

    韓国航空業界に再編の荒波 アシアナは投資ファンド…

  • 10

    韓国金融当局、独10年債利回り連動デリバティブを調査…

  • 1

    寄生虫に乗っ取られた「ゾンビ・カタツムリ」がSNSで話題に

  • 2

    ハワイで旅行者がヒトの脳に寄生する寄生虫にあいついで感染

  • 3

    日本の重要性を見失った韓国

  • 4

    世界が発想に驚いた日本の「ロボット尻尾」、使い道…

  • 5

    異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開

  • 6

    若年層の頭蓋骨にツノ状の隆起ができていた......そ…

  • 7

    世界が知る「香港」は終わった

  • 8

    日韓対立の影響は?韓国経済に打撃大きく、日本経済…

  • 9

    未成年性的虐待の被告の大富豪が拘置所で怪死、米メ…

  • 10

    韓国人はなぜデモがそんなに好きなのか

  • 1

    寄生虫に乗っ取られた「ゾンビ・カタツムリ」がSNSで話題に

  • 2

    日本の重要性を見失った韓国

  • 3

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 4

    異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開

  • 5

    韓国で日本ボイコットに反旗? 日本文化めぐり分断…

  • 6

    ハワイで旅行者がヒトの脳に寄生する寄生虫にあいつ…

  • 7

    「韓国の反論は誤解だらけ」

  • 8

    デーブ・スペクター「吉本」「日本の芸能事務所」「…

  • 9

    「韓国に致命的な結果もたらす」日韓の安保対立でア…

  • 10

    アメリカの衛星が捉えた金正恩「深刻な事態」の証拠…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

英会話特集 資産運用特集 グローバル人材を目指す Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!