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米FRB議長、解任の恐れなし=CEA委員長
2018年12月27日(木)03時11分
[ワシントン 26日 ロイター] - 米経済諮問委員会(CEA)のケビン・ハセット委員長は26日、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が解任されることはないと述べた。トランプ米大統領がFRBを批判していることで米国株式相場が不安定な展開となっていることに対応したとみられる。
ハセット氏は、パウエル議長の職が安定しているかとの記者の質問に対して「もちろん、100%だ」と答えた。
トランプ氏は24日、FRBが米経済の「唯一の問題だ」と発言。投資家らは、トランプ氏が非公式にパウエル議長の解任について協議したとの報道を注視している。
パウエル氏は2017年2月上旬、トランプ氏に任命されて就任した。前任のイエレン前議長が着手した段階的な利上げ計画を続けている。
法律の専門家は、トランプ氏がパウエル氏を解任する権利があるかどうかは定かでないと言う。
ハセット氏はまた、トランプ氏はムニューシン米財務長官に満足していると述べた。ムニューシン氏は最近、米銀行大手と協議し、金融市場が順調に機能し続けることを目的とした規制当局者の作業部会を招集した。ハセット氏は「大統領がムニューシン財務長官に非常に満足していることに極めて自信を持っている」と語った。
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