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市中国債、20年債以下対象に減額4.8兆円=19年度計画で政府筋
2018年12月16日(日)17時46分
[東京 16日 ロイター] - 2019年度国債発行計画の大枠が固まった。入札を通じて市中発行する国債総額は18年度当初比4.8兆円減の129.4兆円とし、満期20年以下の固定利付債を減額する。複数の政府筋が明らかにした。
市中発行額の減額は6年連続。これまで最大だった13年度当初の156.6兆円からは27.2兆円下回る水準で、金融政策の柱として買い取ってきた日銀の国債購入量は、一段と減りそうだ。
年限別では20年債と10年債、5年債、2年債の4銘柄をそれぞれ年1.2兆円減額する。20年債の年間発行額は10.8兆円、10年債は25.2兆円、5年債は22.8兆円、2年債は24.0兆円となる。
超長期債のうち、18年度に減額を優先した40年債や30年債の年間発行額は、それぞれ2.4兆円、8.4兆円に据え置く。
1年割引短期国債や物価連動債、流動性供給入札の年間発行額も、19年度計画では変更しない。
(山口貴也 編集:田巻一彦)
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