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米11月鉱工業生産0.6%上昇、製造業部門は横ばい
2018年12月15日(土)02時24分
[ワシントン 14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が14日発表した11月の鉱工業生産指数は前月比0.6%上昇し、市場予想の0.3%上昇を上回った。
10月の数字は当初発表の0.1%上昇から0.2%低下へ下方改定された。
11月は製造業部門の指数が横ばいだった。10月の数字は当初発表の0.3%上昇から0.1%低下へ下方改定された。
11月は自動車・同部品が0.3%上昇。10月は3.1%低下した。自動車・同部品を除く指数は0.6%上昇した。10月は横ばいだった。
米経済の約12%を占める製造業は、好調な国内経済が下支えしているが、労働力不足や原材料の値上がりに伴う生産能力の限界で、勢いはなくなってきている。また、ドル高が輸出の抑制要因となっている。
鉱業生産指数は1.7%上昇。電力・ガスは3.3%上昇した。異例な寒気によって暖房需要が増えた。
企業がどれだけ十分に設備を稼動しているかを示す設備稼働率は製造業部門が75.7%と、10月の75.8%から低下した。鉱工業生産全体の設備稼働率は78.5%と、前月の78.1%から上昇した。FRBは、経済に内在する需給の緩みを見るために設備稼働率に注目している。
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