ニュース速報
新規国債9年連続減、歳出101兆円半ばで調整=19年度予算案で政府筋
2018年12月14日(金)18時40分
[東京 14日 ロイター] - 政府は、2019年度予算案で、一般会計の歳出総額を101兆円台半ばとする方向で最終調整に入った。消費増税対策2兆円を盛り込み、当初予算案で初めて100兆円を超える。財源となる税収は62.5兆円と想定し、新規国債の発行額は32兆円台後半と、9年連続の減額となる見通しだ。
複数の政府筋が明らかにした。予算案は、過去最大だった18年度の97.7兆円を上回り、7年連続で過去最高を更新する。週明けに麻生太郎財務相が各大臣と閣僚折衝し、21日に正式決定する。
歳出のうち、社会保障や防衛など政策経費である一般歳出は、消費増税対策も含め62兆円程度となる。防災・減災、国土強靭化に向けた公共事業も併せて計上し、前年当初からは3兆円程度増える。
主財源となる税収は過去最高だった1990年度の60.1兆円を超える。税収とは別に6兆円超の税外収入を見込み、不足財源を補う新規国債の発行額を減らす。
(山口貴也)
今、あなたにオススメ
新着