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18年度2次補正予算で歳出追加3兆円、国債増発1.3兆円=政府筋
2018年12月11日(火)20時01分
[東京 11日 ロイター] - 政府は、2018年度2次補正予算案の追加歳出を3兆円程度とする方針を固めた。防災・減災、国土強靭化に向けた政策経費と併せて農業対策費も計上し、環太平洋連携協定(TPP)の発効に備える。財源には税収や剰余金を充て、不足する1.3兆円は新規国債の追加発行で補う。
20年度までの3年間で総事業費7兆円とする強靭化対策では、初年度分として1.1兆円を計上する。TPPや欧州連合(EU)との経済連携協定(EPA)への備えにも歳出を0.3兆円追加する。
さらに中小企業支援に0.2兆円を充て、風疹予防のワクチン接種費用なども積み増す。複数の政府筋が明らかにした。
財源には、当初見込んだ税収の上振れ分や剰余金、国債費などの使い残しなどを充てる。公債金も追加し、財源不足を補う。
(山口貴也)
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