ニュース速報

独ZEW景気期待指数、12月は改善 現況指数が悪化

2018年12月12日(水)00時10分

[ベルリン 11日 ロイター] - ドイツの欧州経済センター(ZEW)が発表した12月の独ZEW景気期待指数はマイナス17.5と、前月のマイナス24.1から改善した。

ロイターがまとめた市場予想はマイナス25.0だった。

ただZEWは、第4・四半期の経済成長が低迷すると予想。英国の欧州連合(EU)離脱や世界的な貿易摩擦で輸出にリスクがあるとの見方を示した。

12月のドイツの現況指数は45.3と、前月の58.2から低下した。

ZEWのワムバッハ所長は「期待指数の上昇は歓迎されるが、深読みすべきではない。現況指数は、ドイツとユーロ圏の双方で劇的に悪化している」と指摘。

「世界的な貿易摩擦や英国のEU離脱を巡る不確実性がくすぶっており、それらは特に民間投資やドイツの輸出に悪影響を及ぼす」と述べた。

ドイツ産業連盟(BDI)は11日、英の離脱協定案の議会採決が延期となったことで先行き不透明感が強まったと指摘し、企業は無秩序な離脱に向けた準備を続ける必要があるとの見解を示した。

*内容を追加しました。

ロイター
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