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製造部門担当のスバル専務が引責辞任へ、完成検査不正問題で
2018年12月11日(火)18時23分
[東京 11日 ロイター] - SUBARU(スバル)<7270.T>は11日、代表取締役を務める大河原正喜・専務執行役員が12月31日付で代表権を返上し、来年3月31日付で専務執行役員を辞任すると発表した。新車出荷前の安全性などを確認する完成検査で起きた一連の不正問題の責任を取る。
後任として、系列販売会社である東京スバルの細谷和男社長が来年1月1日付でスバルの副社長に就き、同年6月の定時株主総会での承認を経て、代表取締役に就任する予定。
大河原氏は今年6月に代表権を持つ専務執行役員に就き、製造部門の担当役員として不正問題の収束に取り組んでいた。しかし、昨年末ごろまでとしていた不正が行われていた時期が、実際には今年10月まで続いていたことが新たに判明。事実を重く受け止め、自ら辞任を申し出たという。
同社は11日、検査不正の起きた群馬製作所(群馬県太田市)の所長を務めていた為谷利明常務執行役員も来年3月31日付で退任することを発表した。
(白木真紀)
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