ニュース速報

中国、華為幹部逮捕で米大使呼び出し 逮捕状撤回求める

2018年12月10日(月)08時42分

[北京/オタワ 9日 ロイター] - 中国外務省は9日、米国のブランスタッド駐中国大使を呼び出し、華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]の孟晩舟・最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕されたことに「強く抗議」するとともに、孟容疑者の逮捕状を撤回するよう求めた。

中国外務省の発表によると、楽玉成外務次官はブランスタッド大使に対し、カナダが米国の要請により乗り継ぎ中の孟容疑者を逮捕したことは「理不尽」と抗議した。

「米国の行為は中国国民の合法的かつ正当な権益を著しく侵害しており、極めて悪質だ」とした上で、中国の厳正かつ正当な立場に留意し、逮捕状を撤回するよう求めると述べた。

さらに「米国の行動次第で中国はさらなる対応をする」とも述べた。

楽次官はカナダの駐中国大使も8日に呼び出し、逮捕は「法を無視した理不尽」な行為であり、「極めて悪質」と強く抗議。孟容疑者を直ちに釈放しなければ、重大な結果を招くと警告した。

米共和党のルビオ上院議員はCBSの番組で9日、1月からの新議会で、中国の通信会社が米国で事業を展開することを禁止する法案を「100%間違いなく」提出すると述べた。

同氏は、中国が通信会社に対し、事業を行っている国で集めたデータを提出するよう求めれば、裁判所の命令などがなくても通信会社は提出する、ということを理解する必要があるとした。

ロイター
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