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米金融政策、「岐路」に立っている=セントルイス連銀総裁
2018年12月08日(土)08時06分
[インディアナポリス 7日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は7日、連邦準備理事会(FRB)がインフレ動向や経済動静のほか、これまでに実施した利上げの効果を見極める中、米金融政策は現在「岐路」に立っているとの見解を示した。
同総裁は、FRBは2015年終盤から8回の利上げを行い「金融政策を大幅に正常化させた」と指摘。「インフレは低水準にあり、非常に安定しているように見える」とし、このところの利回り曲線の平坦化はFRBが「タカ派」過ぎるとの市場の懸念を反映している可能性があり、FRBが利上げを休止する1つの理由となるとの見方を示した。
ブラード総裁は来年、連邦公開市場委員会(FOMC)の投票権を持つメンバーになる。同総裁はこれまでもFRBは利上げサイクルを休止する必要があるとの考えを示していた。他のFRB当局者からも利上げ休止を示唆する発言が出始めている。
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