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逆イールド、月内発生の「実質リスク」存在=米セントルイス連銀総裁
2018年12月08日(土)08時02分
[インディアナポリス 7日 ロイター] - 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は7日、このところの市場の動き、および予想されている連邦準備理事会(FRB)の利上げを踏まえると、期間の長い金利が短い金利を下回る「逆イールド」が月内に発生する「実質的なリスク」が存在しているとの見方を示した。
逆イールドは市場が経済成長に対する信頼感を失っていることを示すとされており、ブラード総裁はこれまでも逆イールドの発生を回避するためにもFRBは利上げを休止する必要があるとの考えを示してきた。
ブラード総裁は、市場では利上げは行き過ぎたものだったとの見方が明らかに出ていると指摘。今月の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを決定するよりは、忍耐強くあることが許される環境にあるとの考えを示し、「それほど急ぐ必要はない。先延ばしにすることは完全に論理的なこととなる」と述べた。
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