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ECB、2019年秋より前の利上げない=スロベニア中銀総裁候補

2018年12月07日(金)09時57分

[リュブリャナ 6日 ロイター] - スロベニア中銀総裁への就任が見込まれる経済学者のボシュティアン・バスレ氏は6日、欧州中央銀行(ECB)が2019年秋よりも早い時期に金利を引き上げることはないとの見方を示した。公聴会で述べた。

同氏は「金利は少なくとも2019年夏の終わりまで据え置くというのがECBの立場だ。ただ、決定は経済の情勢にもよる」と語った。

スロベニア議会は12月中に、同氏を中銀総裁に選出する見通し。スロベニア中銀総裁はECBの理事会メンバーも兼ねる。

同氏は、金融政策は重要だが、財政政策など他の政策によって支援される必要があると主張。「経済・金融同盟の強化と、銀行同盟の完成を支持する。これらはユーロ圏の安定に寄与することだろう」とした。

スロベニア中銀は、ヤズベツ総裁(当時)がユーロ圏の銀行破綻処理を行う「単一破綻処理委員会(SRB)」の委員に転出するに伴い辞任したため、総裁ポストが4月以降、空席となっている。

ロイター
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