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英議員らがバックストップ修正案、議会の発言権拡大=BBC

2018年12月07日(金)09時31分

[ロンドン 6日 ロイター] - 英国が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案に盛り込まれているアイルランドの国境管理厳格化を回避するバックストップ(安全策)を巡り、メイ首相を支持する3人の議員が、議会の発言権を拡大することを提案した。英BBCの政治担当エディター、ローラ・クエンスバーグ氏が署名された修正案の写真をツイッターに投稿した。

バックストップを巡っては英国がEU規則を恒久的に受け入れることになる可能性や、北アイルランドが英国の他の地域と異なる扱いを受けることから与党内の議員や、メイ政権に閣外協力する北アイルランドの地域政党、民主統一党(DUP)が反対している。

修正案は英国がバックストップを発動すべきか、あるいは移行期間の延長を求めるべきかについて議会に採決の機会を与える内容。

またバックストップが発動された場合、移行期間終了の1年後に将来関係について双方が合意を目指すとしている。

EUの交渉担当者らは、バックストップは国境管理の厳格化に備えた保険であり期限を設定することはできないとの考えを示しており、同案に反発する見込みだ。

クエンスバーグ氏によると、政府筋はこの修正案を支持する意向を示しているという。首相府からのコメントは得られていない。

一方、与党内の離脱協定案反対派は、あまり目新しい内容ではなく議会の承認を得るには十分ではないだろうとの見方を示している。

ロイター
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