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英中銀総裁、ブレグジット影響分析への批判に反論
2018年12月05日(水)04時00分
[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカーニー総裁は4日、一部議員から批判が出ている、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)が経済に及ぼす影響に関する中銀の予想を擁護した。
中銀は前週、ブレグジットの経済的影響に関する分析を発表し、無秩序な離脱となった場合は、世界金融危機時を超える大打撃を受けるとの見解を示した。メイ首相の離脱協定案に反対する一部議員は、中銀の分析に反発していた。
カーニー総裁は議会で、中銀が示したシナリオは銀行、その他の金融会社がブレグジットへの準備を万全にさせるための準備作業をもとに策定したもので、急ごしらえの予想ではない、と説明した。
カーニー総裁に批判的な離脱派の議員は、中銀の分析を人々を不安にさせるものと批判。
カーニー総裁は、最悪のシナリオは、可能性は低いが、銀行システムがブレグジットのショックを克服できるよう、中銀としては検討しなければならないケースだと強調した。
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