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トランプ大統領元側近、ロシア疑惑捜査で虚偽の証言=米特別検察官

2018年11月27日(火)15時51分

[ワシントン 26日 ロイター] - 2016年の米大統領選でトランプ陣営の幹部だったポール・マナフォート被告が、ロシアによる大統領選干渉疑惑の捜査に関連して、司法当局に虚偽の証言をした疑いがあることが明らかになった。疑惑捜査を担当するモラー特別検察官が裁判所への提出文書で明らかにした。

マナフォート被告は8月に脱税や詐欺で有罪評決を受けており、9月にはロシア疑惑を捜査するモラー特別検察官との司法取引に応じ、捜査に協力することで合意している。

モラー氏は、マナフォート被告が司法取引で合意した後に、多くの点で連邦捜査局(FBI)と特別捜査官の捜査担当者に虚偽の証言を行ったと指摘している。

一方、マナフォート被告は同じ提出資料で、モラー氏の主張を否定している。

マナフォート被告の弁護士は、首都ワシントンの連邦地裁への提出資料で、同被告はこの件で政府側と何度か面会しており、捜査に協力するという義務を果たすために情報を提供したと主張している。

ロシア疑惑を巡る捜査でトランプ米大統領の弁護士を務めるジュリアーニ元ニューヨーク市長は10月にロイターに、マナフォート被告の弁護士と複数回面会していると述べた上で、マナフォート被告は検察側に対して、トランプ氏に不利な供述は行っていないとの見方を示した。[nL3N1X26AV]

マナフォート被告は2016年6月に、大統領選でトランプ氏の対立候補だったヒラリー・クリントン元国務長官に不利な情報があると持ちかけたロシア人弁護士との面会に参加した。同被告は、ロシアのプーチン大統領に近い新興財閥(オリガルヒ)と長年にわたり近い関係にあったことから、ロシア疑惑の真相解明にとり非常に重要な存在とみられてきた。

虚偽証言が事実なら、マナフォート被告はより重い罪を科される可能性が高い。

*内容を追加しました。

ロイター
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