『アステイオン』本誌

1994/10月発売
vol034

特集:明治の群像──転換期・平成からの視点

1994/10発売

目次

【巻頭論文】

  • 税制改革答申への7つの疑問――税制と社会保障のあるべき姿野口悠紀雄

【特集】

  • <対談>「脱亜入欧」から「脱亜入洋」の時代へ高坂正堯+
    山崎正和
  • 山県有朋「権勢欲と冷徹」が国益を守る野田宣雄
  • 大久保利通 歴史の意思を体現したリアリスト保阪正康
  • 五代友厚 規制を超えた国益主義猪木武徳
  • 渋沢栄一 新しい「実業理念」の確立宮本又郎
  • 前島 密 「郵便の父」と情報ハイウェイ佐伯啓思

【独立論文】

  • 日本近代詩の風景大岡 信
  • ポスト・モダンを超えてパール・K・ベル
  • 満州事変――「すでに出たものは仕方がなきにあらずや」五百旗頭 真

【連載】

  • 馬場恒吾の面目① 政治評論家の運命御厨 貴
  • 読書百遍〈最終回〉デラシネの夢想――小池滋氏と読むギッシング著『南イタリア周遊記』奥本大三郎
  • 鷗外の坂⑤ 千朶山房――太田の原の家森まゆみ

【「二十世紀芸術史を記述する試み研究会」報告】

  • 二十世紀とは何だったのか伊東順二+
    沼野充義+
    三浦雅士+
    鷲田清一+
    渡辺 裕
  • 輸入された辺境伊藤順二
  • レーニンとマクドナルドの間で沼野充義
  • フランス革命からソ連崩壊まで三浦雅士
  • 純粋と不純の彼方鷲田清一
  • 『テクノロジーの世紀』再考渡辺 裕

  • 視る佐々木幹郎+
    大西成明
  • 菊池 寛著『日本文藝童話集』本間千枝子
  • ファインダーの中の蝶村田泰隆
  • 『少年探偵団』を買ったわけ木村治美
  • エピダウロスの治療神殿齋藤茂太
  • 三浦知良 サッカー辺境国のパイオニア山際淳司
  • 愛と怒りを喪った「国籍離脱願望」井尻千男
  • 痛し痒しの世界遺産大岡 玲
  • 革鯱木下直之
  • 物教徒のモラル河内厚郎
  • カラオケ民主主義の国竹田いさみ
  • 求めれる日本人による新「日本観」ピーター・タスカ+
    今橋映子
  • 野生の思索――ポール・シュレリー著『妊娠したクマとザリガニの目』立松和平
  • 子供らしい喜び――広津和郎作「崖」荒川洋治
  • 歴史に刻みこまれた一家――ピーター・コリヤー+デヴィッド・ホロウィック共著『ケネディ家の人々』中村紘子
  • 始末の悪い善意――アーウィン・ショー著『はじまりはセントラル・パークから』司城志郎
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