[ワシントン 9日 ロイター] - ロイター/イプソスの世論調査によると、特定の支持政党を持つ米国人の3分の2が、対立政党を勝たせないとの理由で、好ましいとは考えない候補者への投票を選択することがあると回答した。党派間の分断が深まる中、支持政党の勝利を最優先に考える傾向が浮き彫りになった。
9日実施される東部メーン州の予備選挙には、11月の中間選挙で民主党が上院での過半数を奪還するために有望視されているプラトナー氏が立候補。同氏は、ナチス風のタトゥーを入れていたことや、既婚者でありながら女性と性的な内容のメッセージをやり取りしたとの報道もあり批判にさらされている。一方、上院民主党トップのシューマー氏や無所属のサンダース上院議員からの支持を得ている。世論調査では、プラトナー氏を知る民主党支持者のうち、タトゥーを理由に投票しないと答えた人は約17%にとどまった。
一方、共和党支持者のうち、10年前に詐欺容疑で起訴されたテキサス州のパクストン州司法長官に投票しないと答えた人も17%にとどまった。不正行為を否定するパクストン氏はトランプ大統領の支持も得て、上院選に向けた5月の同州の共和党予備選で勝利を収めた。
調査は8日までの6日間に実施され、全米の成人4531人から回答を得た。そのうちプラトナー氏を知る民主党支持者は546人、パクストン氏を知る共和党支持者は712人。誤差は、回答者全体で2%ポイント、各候補を知るそれぞれの党支持者では4%ポイントだった。
全回答者の76%が、選挙では「良くない候補者のうちの、ましな方」に投票せざるを得ないことがあると回答した。
二つの州の選挙では無党派層の投票が鍵を握ると見られている。無党派層の6割は、投票は候補者個人への評価を反映する可能性が高いと回答した。