[9日 ロイター] - 英製薬大手GSKは、がん治療薬を開発する米ニューバレントを106億ドルで買収することで合意した。同社としてはここ数年で最大の買収となる。
全額現金による買収で、ニューバレントの価値を1株当たり約124ドルと評価した。直近の終値に対して40%の上乗せとなる。
GSKによると、取得する現金を差し引いた純投資額は約94億ドルとなる見込み。買収資金は主に新規および既存の融資枠と手元資金で賄う。買収手続きは2026年第3・四半期に完了する見通し。
27年の売上高と営業利益、および29年の調整後1株当たり利益(EPS)の押し上げに寄与するとした。
26─28年の調整後EPSが数%押し下げられる可能性があるが、26年通期の調整後EPS成長率見通し(7─9%)に影響はないとしている。
GSKのルーク・マイルズ最高経営責任者(CEO)は、今回の買収が肺がん患者に「極めて重要な新たな治療選択肢」をもたらすとともに、後期臨床試験(治験)段階にある開発中の抗体薬物複合体(ADC)「リスレズ(Ris-Rez)」を拡大するための基盤を構築すると述べた。
GSKのがん領域の製品群は2025年に顕著な成長を遂げ、売上高は前年比43%増の20億ポンド弱に急増した。がん領域はGSKの総売上高327億ポンドの約6%を占める。